60年代を象徴する玩具

段々と見たことがある玩具が出現

1950年代に発売された玩具を見ると、今時の若者にとっては馴染みがないものもあるでしょう。それは筆者も例外ではなく、玩具を親が購入を嫌がっていたためにミニチュア・カーにしても何にしても、家で飾られているのを見たことがなかった。ただ1台、随分と高そうなブリキの自動車はあったが、触れると父親がマジギレしてくるといった愉快なハプニングに見舞われたのでスルーしたことを思い出します。とりわけ父の玩具嫌いは拍車を掛けて強かったので、幼少期は玩具で遊ぶというよりは旅行で見聞を広めることに勤めさせられたといってもいい。そう考えると、あまり子供時代には良い思い出がないのかもしれません。

ただ終戦してから10年程度の時間が経過した世界で流行った玩具を見ても、イマイチピンと来ないのも事実。馴染みがあるものもあるけれど、これよりもう10年先を見回せばまだ見知った、自分でも遊んだことのある玩具があるかもしれないと覗くと、およそここからが本番と言ってもいい。

1960年代に発売された玩具にも様々ですが、とりわけこの時代で注目したいものは何かと考えてみると、やはり今でも定番のボードゲームとして人気を集める『人生ゲーム』だ。

ボードゲーム大特集

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人生ゲームの黎明

人生ゲームとは何か、という説明は省かせてもらいます。誰しも一度はプレイしたことがある、盤面上の出来事を実際の自分の人生に置き換えるように人生の終着点という名のゴールを目指していくゲームです。意味合いが微妙にずれているところもありますが、概ねこんなところでしょう。筆者はボードゲームでも遊んだことはありますが、ゲームでもプレイしたことがあった。その度に思っていたのだが、『ホント、このゲームってシュールだよな……』と深々と考えさせられたものです。

ただこれこそが今ゲームの醍醐味であり、キャッチコピーも『~人生、山あり谷あり~』といったCMが話題を集めた。やがて子供はもちろん、大人も夢中になって遊んだことから一大ブームを築き、現在まで遊ばれる定番ゲームとしての地位を築き上げます。子供はともかく、大人が熱中する方がよりシニカルな内容とそれまでの人生とは違った自分の生き方を盤面上の自分に託しているといった、そんなところか。

最近発売されている人生ゲーム

この頃から人生ゲームの面白さは変わっていません、時にシュールで、時にシリアスで、時にコミカルと思わせておいて地獄に突き落とされるといった展開が目白押しだ。それでも分かる分かると首を縦に振って、リアルに起こったら洒落にならないことも笑って済ませられることから誰でもいやれるという始めやすさも絡んでいたので人気を集めたものです。

ですが最近発売された、地味に笑えないようなマス目が用意されている人生ゲームが出た。『人生ゲーム獄辛』と呼ばれるもので、このゲームの盤面に描かれている展開が妙にリアルな日常に呈していることから、シュール過ぎて笑えないという意見が上がっています。では一体どんなマス目が用意されているのでしょう。あまりに世知辛すぎる内容は、普段忘れたい仕事の話題などを思い出させてくれるのでしっくりと胸を締め付けてくる気分だ。

なんていうか、書いているだけで胸が締め付けられて哀愁がこみ上げてくる。中には地味に体験したことのある事例もあって、筆者としてもこのゲームをプレイしたら、辛さを通り越した面白さが見えてくるかも知れません。ある意味、それが本当の意味で面白いということかと、達人の境地に達せそうだ。

ちなみにだが、このゲームは対象年齢『6歳以上』となっているので小学生からプレイできる。多分、というよりは知らないことが多すぎるので説明するのも大変な仕事になりそうだ。

他にも

人生ゲームの登場もそうですが、1960年代に発売された玩具の中でもとりわけ注目したいものは他にもある。例えば『リカちゃん人形』という、ミルク飲み人形とはまた違った着せ替え人形が女児の間で大人気を博す。西洋風の顔立ちをしたものではなく、少女漫画に出てきそうな愛くるしさを持ったリカちゃんに一目惚れした少女達にとって永遠の憧れとも言える存在になっていった。他にも『歩行人形』や『ダッコちゃん』といったものも発売されて、当時は女性たちが特に熱狂的なほどに玩具を購入していたとも言える時代と言っても良い。

他にもツイスターゲームが発売されるなど、徐々にではあるが日本でも玩具で遊ぶという子供時代が当然のように認知されていった。

日本モノポリー協会